ビジネスの成功確度を高める!アンケート項目削減テクニック5選

マーケティングリサーチ

こんにちは、Musashiです。

調査票作成場面において、自分の企画を判断するために行っている場合は、ついついフィードバックのことを考えてしまったり、顧客からアイディアをたくさんもらいたいと思ったりして、色々確認しておきたくなったり、様々な部門の要望を取りまとめる立場の場合は板挟みにあって設問が膨れてしまうことがよくあります。

設問が膨大になると、結果的に回答精度が悪く、正しい意思決定ができなくなってしまうリスクがあります。

データの品質を担保するため、多くても20問~25問以内で作成するとよいと言われています。

そこで今回は、“膨れ上がった調査票の設問をどのように減らしていけばいいか”の観点を紹介します。

アンケート項目削減方法5選

①調査で明らかにすべきことの優先順位をつける/立ち戻る

まず最初に考えるべきは、調査で明らかにしたいことの優先順位をつけることです。

そのためには、そもそも調査目的は何か?何を意思決定したいのか立ち戻る必要があります。
また、今このタイミングで何を意思決定しないと事業・企画・プロジェクトなどが進まないのか、それを明確にすることで優先順位をつけていくことができます。

例えば、戦略レベルの議論をしているときに、施策レベルの評価はなくていいなど、検討の時間軸を意識しておくことが重要です。

②もしかしたら必要になるかも?の設問の必要性を疑う

よくあるのが報告した際に、

「上司やクライアントからあれも聞かれるかも、これも聞かれるかも…」

ということで、設問が膨れ上がっているケースです。

このケースは、

  • その設問がないと上司・クライアントからの問いに答えられないのか
  • そもそもその問いに答える必要があるのか(それがなくても意思決定に影響しないか?解くべき問か?)
  • 事前に調査で明らかにする/できる範囲を関係者と握っておく(調査の限界含め)

といった観点で考え・行動すると回避できることがあります。

③意味がある設問かを問い直す

自分では必要だと思って入れたつもりが、冷静に見返してみた際に本当に意味がある設問が見返すことが重要です。

意味がない設問になっている場合は以下のパターンがあります。

  • 設問に対して該当する/回答できる対象者が少ない(サンプル数が少ないなど)
  • 調査目的から照らして必要がない
  • すでに明らかになっている当たり前の結果しか得られない(安心材料のために入れているだけ)
  • コンセプトなどで差異が微小で消費者が判別できないもの
  • 顧客に聞くことではない/聞いてもわからないこと(企画担当者が決めなければならないこと)

④回答負荷を下げる

これ以上絞れないという状況になった場合に、最後の調整として観点は網羅しながら回答負荷を下げることが効果的です。

  • SA(シングルアンサー)マトリックスをMA(マルチアンサー)に変換する
  • FA(フリーアンサー)は回答負荷が高いので不要なものがあれば削除
  • 過去から選択率が低いことがそうてされて、意思決定に重要ではない選択肢を削除

⑤調査を分けられないか検討する

(①で気が付けばベストですが)①~④を考えてもなお設問膨れている場合は、そもそも1つの調査に役割を持たせすぎている可能性があります。

予算・スケジュールの兼ね合いはあるかもしれませんが、調査を分割することを検討する必要があります。

アンケート項目を削減する際の観点まとめ

最後に観点をまとめたいと思います。

  • 調査で明らかにすべきことの優先順位をつける/立ち戻る
  • その設問がないと上司・クライアントからの問いに答えられないのか
  • そもそもその問いに答える必要があるのか(それがなくても意思決定に影響しないか?解くべき問か?)
  • 事前に調査で明らかにする/できる範囲を関係者と握っておく(調査の限界含め)
  • 設問に対してして該当する/回答できる対象者が少ない(サンプル数が少ないなど)
  • 調査目的から照らして必要がない設問ではないか
  • すでに明らかになっている当たり前の結果しか得られない(安心材料のために入れているだけ)設問ではないか
  • コンセプトなどで差異が微小で消費者が判別できないものではないか
  • 顧客に聞くことではない/聞いてもわからないこと(企画担当者が決めなければならないこと)ではないか
  • SA(シングルアンサー)マトリックスをMA(マルチアンサー)に変換する
  • FA(フリーアンサー)は回答負荷が高いので不要なものがあれば削除
  • 過去から選択率が低いことがそうてされて、意思決定に重要ではない選択肢を削除

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