“たった15時間”で「統計調査士」に合格する3つの対策ポイント

独学・学習法・資格対策

みなさん、はじめましてMusashiです。

仕事をしていると、社内で成果を出すことに加えて、何か自分のスキルを客観的に示すものが欲しいと思いませんか?
私はふとした瞬間に思いたちました。

マーケティングリサーチの仕事をしているので、そこで目をつけたのは「統計調査士・専門統計調査士」です。

統計調査士の資格とは?

どのような資格か?

統計検定のサイトでは以下のように説明されています。

統計調査士に合格することは、統計の役割、統計法規、公的統計が作成される仕組み等に加えて、主要な公的統計データの利活用方法に関する正確な理解を証するものです。合格することで、
(ア)取得する過程で有用な知識を体系的に整理して獲得できる、
(イ)自信と誇りを持って統計調査業務に取り組める、
(ウ) 公的統計に係る知識と能力が客観的に評価される
ため、就業において、とりわけ民間調査機関で優先的に採用されやすくなる 等の効果が期待されます。

一般財団法人 統計質保証推進協会より

公的統計(=国の行政機関、地方公共団体または独立行政法人等が作成する統計)の中で、特に重要な統計を基幹統計といいますが、私は“基幹統計を理解することが統計調査士の資格をとる重要な意味”だと思っています。

試験概要は以下の通りです。

難易度は例年5割以上の合格率なので、決して取得が難しい資格ではありません。

また、「数学やデータを読み取るのが苦手…」という方も大丈夫です。
難しい計算は出てこないので、統計検定3級程度の一部の計算方法を覚えて、データはゆっくり冷静に見れば正解にたどり着けます。

最近はCBT(Computer Based Testing)というコンピュータを使った試験方式のため、大人数で一斉に受験するといったコロナによる感染リスクがないのも安心ですね。

ビジネスで何に役立つのか?

AIや機械学習などと言われたり、あらゆる人の行動がログとして蓄積される社会において、データ分析はとても重要なスキルの1つだといえます。
統計調査士の資格を通して、データの正しい見方が身につくということは、これからの社会でとても役立つスキルです。
一方で、統計調査士で扱いデータの理解は統計検定3級程度であり、普段仕事で何かしらのデータを見ている人にとっては目新しいものではないかもしれません。

だからこそ、私は“基幹統計を理解することが統計調査士の資格をとる重要な意味”だと思っています。

基幹統計とは、例えば新聞などでよく見る重要指標「GDP」「消費者物価指数」「完全失業率」などの元となっている統計です。
また、ビジネスにおいて重要なことは、現在の市場環境を正しくとらえ、今後の動向を適切に見立てることです。
したがって、「統計調査士」の資格の対策をすることで、マクロ環境分析におけるPEST分析(政治・経済・社会・技術)の中で、主に経済・社会の分析の理解が深まり、今後の市場動向を見立てに役立つといえます。
特にコロナ禍において環境変化が大きい状況で、改めて重要な資格だと思います。

“たった15時間”で合格するための学習戦略

何をどのように学習すべきか?

学習戦略において重要なことは、以下の3つの流れです。

  1. ゴールを知る
  2. 今の自分の現状とのGAPを正しく理解する
  3. どのような手段でGAPを埋めるのが最適かを考え、リソース(学習時間・かけられる費用など)を配分する

それを踏まえて私が行った15時間で合格するための学習法を紹介します。

  1. まずは過去問を1年分パラパラ見ることで、①常識で解ける問題やその場で読めば理解できる問題、②暗記が必要な問題、③計算式の理解や練習が必要な問題、の3つがどのくらいの分量で入っているか確認

  2. ②の暗記が必要な問題は、「日本の公的統計・統計調査」(立教大学社会情報教育研究センター)を購入して全体を把握。
    この時に初めから全部暗記しようと思うのではなく、概要がつかめればOKです。重要な部分は過去問を解く中で覚えていくと効率的です。

  3. ③は統計検定3級の対策ができていれば、ほぼ学習は不要です。そうでない場合は「日本の公的統計・統計調査」で平均、中央値、分散、標準偏差、相関など基本的な用語と計算式を抑えておくとよいでしょう。

  4. 過去問は3年分を1週目は丁寧に行うことが重要です。丁寧というのは、出てきてわからなかったところの解説はしっかり読むと同時に、「日本の公的統計・統計調査」とネットで確認して、知識を定着させることです。1年分1時間で解き、解説や調べることに1時間~1.5時間ぐらいかけていいでしょう。通常過去問を解く際には時間を意識して全体を一気に解くのがよいと思いますが、「統計調査士」の場合は自分が何を考えたか忘れないように、1問ずつ解いて解説を読んでの繰り返しがおすすめです。
    (そもそも過去問の構成が1問ごとの問題と解説の繰り返しで、連続で解くのに適していません。)

  5. 最後の仕上げは、過去問で間違えたところを解きなおす、で完了です。

“15時間”で合格するために抑えるべき3つの最重要ポイント

1.頻出の基幹統計を覚える

基幹統計は2019年4月現在で53ありますので、全部を覚えることは難しいです。
(そしてビジネスにおいては暗記する必要はなく、どういった統計があるかを知っていればいいですよね。)
以下の統計が頻出ですので、ここだけはしっかり押さえましょう。

内閣府国民経済計算
総務省国勢統計/労働力統計/職業構造基本統計/個人企業経済統計/小売物価統計/家計統計/住宅・土地統計/人口推計
厚生労働省人口動態統計/国民生活基礎統計
経済産業省鉱工業指数

他の省庁が管轄していそうに見えて総務省の場合などもあるので、特に総務省管轄を覚えておくと間違えにくくなります。

2.計算関連の問題は”平均・中央値・分散・標準偏差・相関・寄与度”だけ抑えれば十分

平均・中央値・分散・標準偏差・相関の意味を理解しておけば大丈夫です。
数学が苦手なかたにとっては、Σ計算が複雑に見えるかもしれませんが、具体的に書き出してみるとどんな計算をしているか理解しやすいと思います。
相関係数の計算式は複雑なので、「統計調査士」の受験では覚えなくても大丈夫です。相関係数がどのくらいの値の時に、どんな散布図になるかを抑えておけばよいです。
基本的な計算ができている方でも、寄与度の計算は普段あまり行うことがないので抑えておくと点数を落とさずに済みます。

3.CBT試験に慣れておきましょう

私もCBTを最初に受験した際に、紙の過去問を下を向いて解いていたのが、パソコンの画面で正面を向いて解くことに脳が慣れるまでテスト中に時間がかかりました。(校正などは紙でやったほうが見落としが少ないといった、紙とパソコンの見え方に諸説あるようですね。)
ぜひ、統計検定のサイトから最新の過去問は見られるので、1回は自宅でパソコンの画面で過去問を解くようにするとよいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
合格を願っています!(ちなみに、合格すると緑色の生徒手帳?のようなものが届きます)

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